ブレインダンプの効果と天才性を引き出すやり方
何かものを考える時に「すぐに行き詰まってしまう」「堂々巡りをしている」といったことが起こりがちです。
これらの事象に対して「自分は頭が悪い」「才能がない」と言い訳をすることはかんたん。
ただ、「ちょっとしたコツ・やり方を知り、実行するハードルをクリアできれば解決する」ことが分かればどうでしょう。
そんなことができればいいですね。
今回は、数あるメソッドの中で、あなたの“脳力”を生かすために有益な「ブレインダンプ」の効果とやり方を紹介します。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
ブレインダンプとは?
ブレインダンプとは?
ブレインダンプは頭の中で考えていることをすべて書き出すものです。
ものごとを一つ二つメモをすることは異なり、対象となるテーマについて、限界までしぼり出すイメージだと思ってください。
ブレインダンプの用途
「ブレインダンプは◯◯のために使ってください」といった特定の用途にしばられるものではありません。
あくまでも一例として、以下の用途で使われることがあるイメージで結構です。
- モヤモヤ・心配事を言語化してクリアにする
- 仕事・家事の日常タスクを整理する
- 過去の洗い出しや未来の方向性を出し切り自己分析をする
- 夢・目標を明らかにする
ブレインダンプの効果
ブレインダンプの効果として、以下の内容が挙げられます。
- モヤモヤした頭の中をスッキリさせる
- 対象となるテーマについて掘り下げるきっかけとなる
ブレインダンプのやり方
ここからは実際にどのようにブレインダンプを行うか、そのやり方を紹介します。
ブレインダンプの進め方①事前準備
ブレインダンプを行う際に必要なのはこれだけです。
- 紙
- ペン
パソコンやスマホでも可能ではありますが、思考を表現する手段としての「手書き」をおすすめします。
ブレインダンプの進め方②ブレインをダンプする
ブレインダンプの進め方を紹介するにあたり、その意味を考えてみます。
- ブレイン:脳
- ダンプ:どさっと下ろすこと
用語からイメージが浮かんできますでしょうか。
そう、ダンプ(カー)が大量の土砂を運び、現場に着いてから積んでいた土砂を一気に下すイメージです。
では、これを脳に置き換えるとどのような行為になるか。
とても単純な話で、脳の中身を一気にどさっと「紙に書く」ことを意味します。
その活用範囲は様々。
例えば以下のようなものが挙げられます。
- 将来の夢や目標
- 日常の悩みと解決策
- 今日やるべきこと
- 仕事上のアイデア出し・活動のネタ
ブレインダンプの進め方③優先順位を決定し実行する
一つの用途に関して、頭の中にある要素をすべて書き出すことができた後は、優先順位をつけて実行します。
ブレインダンプを進めるコツ
書籍や紹介サイトによって細いやり方が異なるブレインダンプ。
とはいえ、ある程度進める際のコツに関しては共通する部分があります。
書き出す前にジャッジせず、限界まで書き進める
学校教育において「正解」を求められることが多かった影響からか、書き出す前にジャッジしてしまうことがあります。
しかし、その行為は「全てを書き出す」ことにブレーキをかける原因になってしまいがち。
正解不正解のある世界ではありませんので、どんどん限界まで書き出すことにチャレンジしてください。
「もう終わり」と感じてからが勝負
ブレインダンプをしていると、「これで充分書き出した」「もう終わり」「これ以上はムリ」と感じることがあります。
しかし、この考えはブレインダンプを行う上での敵です。
むしろ、「もう終わり」と感じてからが勝負、くらいの気持ちで取り組むようにしてください。
時間制限を設ける
ブレインダンプを行うには、制限時間を設けることが有効です。
一見、「限界まで書き進める」ことと矛盾しているように感じるかもしれません。
しかし、時間を制限せずに行うことは、ダラダラと終わりが見えない作業になりがち。
それならば、一定の時間を設定し、時間の密度を高めるようにしましょう。
ブレインダンプの効果と天才性を引き出すやり方・まとめ
ブレインダンプの効果及び具体的な実施方法を紹介しました。
「頭で分かっているから大丈夫だ」の思考をいったん捨て、紙にすべてを表現することで見えてく世界があります。
ぜひそれを体験してほしいです。