「メモを取る」行為をシーン別・目的別に考える
職場や学校で当然のようにパソコンを使う時代になっても、「メモを取る」シーンは日常の中に多く存在します。
そんなメモに関して、どうにも要領を得ないと感じていても、なかなか人から教わったり研究したりはしないものです。
それゆえに改善をしずらいメモを取る行為について考えてみましょう。
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目次
「メモ」カテゴリー現在地の確認
当サイト内にて、「メモ」カテゴリーは以下の4記事から構成されています。
読み進めていただく中で、必要に応じてリンク先より関連記事も参考にしてください。
メモを分かりやすいものにするための考え方(全体のまとめ・要約)
「メモを取る」行為をシーン別・目的別に考える(個別記事①)【現在地】
↓
メモを取る効果と最大化するための魔法とは?(個別記事②)
↓
マインドマップでメモを取る方法とメリット(個別記事③)
メモを取るシーンと目的
一言で「メモを取る」といっても、そのシーンと目的は様々です。
それによって、メモを取る際の注意点も変わってくるような内容といえるでしょう。
自分で利用するための備忘記録
自分で利用するための備忘記録が最もポピュラーなものです。
- 授業・講義を受ける際のメモ
- 仕事の進め方を聞きながらメモ
これらのことは、特に意識せずとも日常で起こるシーンといえるでしょう。
共有するための備忘記録
他の人に共有することを目的としたメモもあります。
- 会議の議事録
- 電話を受けた際の伝言用メモ
これらは、人が見ることを前提にしており、「自分だけが分かる」状態では目的を達成できません。
アイデア発想等クリエイティブな記録
日常に潜むヒントに出会った時、それを仕事などで活用するアイデアにするためのメモです。
芸人の方が持っている「ネタ帳」がイメージしやすいでしょう。
ただ、どのような仕事をしていても、この要素を持ったメモを取ることは特に不思議なことではありません。
メモを取るポイント
メモを取るポイントとしては、以下のような内容が挙げられます。
要点のみ主にキーワードとして残す
メモを取る際に、相手の話をできるだけメモしたいと思うばかりに、文章としてがんばってしまうことがあります。
しかし、メモの目的は「一言一句書き留める」ことではありません。
目的を達成するために必要な要点のみキーワードとして残しておけば充分です。
内容を事前に想定しておく
仕事上の定型的なメモなど、ある程度場数を踏んでいればポイントが分かってきます。
「何をメモすべきなのか」の内容を事前に想定することができれば、聞きもれがなくなり、その後のメモ活用がスムーズなものになるでしょう。
メモを取る行為を補完するツール
メモを取る目的を達成するには、必要に応じてこれを補完するツールを活用してください。
「紙とペンだけを使ってメモを取るのが大事」などと、わざわざ制限をもうける合理性はどこにもありません。
メモの定型フォーマット
会社で電話を受けた際の伝言メモは、定型フォーマットが利用できる典型的なものです。
大抵の場合、メモをする内容が決まっているからです。
以下のような項目を網羅した用紙を準備しておけば、メモを取る労力が削減できます。
- 電話を受けた日時
- 電話の相手
- 伝言の内容
- 折り返しの連絡を希望しているか
ボイスレコーダー
インタビューや取材は、メモだけに頼るのではなく、相手の許可を得て録音をしておきたいシーンです。
むしろ、メモはメインではなく補足情報を残しておくためのものにし、メインは録音に頼ることもあるでしょう。