アイデアが浮かばない理由を分析しアイデアパーソンに変身する方法

仕事やプライベートを問わず、アイデアを出す必要があるシーンにおいて「アイデアが浮かばない」のは辛いものです。

時にはそんな自分のことを悲しく感じてしまうこともあるでしょう。

ただ、これは決して生まれつきの能力の問題ではなく、やり方を知らないだけのパターンも多々あります。

（※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます）

アイデアが浮かばない理由

せっかく才能があっても、自らそこにフタをしている可能性は誰にでもあり得ることです。

アイデアが浮かばない理由を考察していきます。

アイデアが浮かばないのを才能のせいにしている

いわゆる「アイデアパーソン」と呼ばれる人は特別な存在と思われがちです。


比較対象として自分自身のことを考えた時、どうしても「アイデアを出す才能なんてない」と分析してしまいます。


アイデアを出すことの才能は否定できないにしろ、才能がすべてではありません。

にもかかわらず、最初から「どうせ自分には才能がない」と決めつけてしまっては、浮かぶものも浮かばなくなってしまうでしょう。

アイデアは「勝手に降りてくる」と思っている

アイデアと才能の話題にも関連して、アイデアは「勝手に降りてくる」と思っていることも挙げられます。


ツールやテクニックに頼ることでアイデアを生み出すことができるにも拘らず、「勝手に降りてくる」ものとしてしまえば、あらゆる努力を放棄することになるでしょう。


その先にあるのは以下のような負のループです。

• アイデアが降りてこない
• その一方で、アイデアをどんどん出す人もいる
• やっぱり自分には才能がないのだ

アイデア発想法（ツール・フレームワーク）を知っただけで満足している

アイデアを出すことを才能の問題だけと思わず、何らかの努力をする場合にも落とし穴が存在します。


それは、アイデア発想法を知っただけで満足してしまうことです。


アイデア発想については多くの書籍が出ており、またインターネット検索でも多くの情報に触れることができます。

しかし、これはあくまでも発想法にすぎません。

評判の参考書をたくさん買ったとしても、学力を上げるには活用が必要。

アイデア発想についても同様のことがいえます。

『アイデアの作り方』におけるアイデア発想の原理

では、実際のアイデア発想プロセスはどのようなものなのでしょうか。

多くのシーンにおいて取り上げられる書籍『アイデアのつくり方』をベースに紹介します。

まずは、アイデア発想の原理について。

アイデア作成の基礎となる一般的原理は2つあるとされています。


特に1つ目はアイデアにまつわる文章において、ほとんどの場合に引用されるほど有名なものです。

• アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせ」
• 既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

「既存の要素の新しい組み合わせ」

アイデアは「既存の要素の新しい組み合わせ」であることが特徴です。


何となくアイデアに対して革新的な新しいもの、と感じることがあるかもしれませんが、そこまで特別視する必要はありません。


よく引き合いに出される例を紹介しましょう。

それは「カメラつき携帯電話」です。

今でこそ、スマートフォン（スマホ）にカメラがついているのは当たり前になりました。

しかし、かつて携帯電話にカメラがついていない時代があったのです。

カメラと携帯電話は、それぞれ単独で存在していました。

いわば既存の要素ですね。

これを組み合わせることで、新たな「カメラつき携帯電話」が誕生したのです。

ここまでシンプルな要素の組み合わせばかりでないにしろ、多くのアイデアはこのように成り立っています。

事物の関連性を見つけ出す才能

ある事実を目の前にした時、それに対して以下のようなアプローチが考えられます。

1. 個々の事実はそれぞれ分離した知識の一片にすぎないと考える
2. 一つの事実が一連の知識の鎖の中にある一つの環であると考える

1.のアプローチであれば、何かの組み合わせによって別のアイデアを導くのは困難でしょう。

一方、普段から2.のアプローチを意識していれば、新しいアイデアが生まれる可能性は高くなります。


前述の「カメラつき携帯電話」を再度例にしてみましょう。

「カメラはカメラ、電話は電話が個々に存在するのみ」の思考からは、到底両者が一緒になることなどありません。

最初に気がついた人にとっては、「便利な生活」「豊かな生活」といった一連の知識の鎖の中に両者は存在し、その延長線上に「カメラつき携帯電話」があったと考えられます。

『アイデアの作り方』におけるアイデア発想の流れ

これらを踏まえたアイデア発想の流れは以下の内容です。

1. 資料集め：「当面の課題のための資料」及び「一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料」
2. 心の中でこれらの資料に手を加える
3. 孵化段階：意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる
4. アイデアの実際の誕生：「分かった! 」「見つけた! 」の段階
5. 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる

（以下、各項目について準備中）

資料集め

資料に手を加える

孵化段階

アイデアの実際の誕生

アイデアの具体化・展開

アイデア発想のフレームワーク

準備中

インプット

アウトプット

アイデアが浮かばない理由を分析しアイデアパーソンに変身する方法・まとめ

今回の内容をまとめていきます。

ポイント振り返り

●アイデアが浮かばない理由

世間的な傾向として、アイデアパーソンは特別な才能を持っていると思われがちです。

確かに、歴史に名を残すような人の場合であれば圧倒的な才能を持っていることもあるでしょう。

しかし、世の中にいる人の大半は凡人です。

凡人であるが故に、以下のような状況にハマってしまいがちと考えられます。

• アイデアが浮かばないのを才能のせいにしている
• アイデアは「勝手に降りてくる」と思っている
• アイデア発想法（ツール・フレームワーク）を知っただけで満足している

●『アイデアの作り方』におけるアイデア発想の原理

書籍『アイデアの作り方』において、アイデア発想の原理として以下の2点が挙げられています。

• 「既存の要素の新しい組み合わせ」
• 事物の関連性を見つけ出す才能