アイデアをまとめることの意味と注意点
仕事において、あるいはプライベートにおいてアイデアをまとめることが必要なシーンがあります。
そんな時、これをどのように進めていくのが効果的か考えていきましょう。
なお、後述の通りここでは「アイデアを出す」と「アイデアをまとめる」を別のステップとしてとらえていますのでご注意ください。
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目次
アイデアをまとめるために必要なこと・注意点
ある程度アイデアの種から目が出てきた段階において、これをまとめるステップにも注意点があります。
アイデアを出すステップとまとめるステップを分ける
アイデアを生む際しばしば生じてしまうブレーキ要因として、「アイデアを出すステップとアイデアをまとめるステップを混同してしまう」ことが挙げられます。
簡単なアイデア発想であればまだしも、ある程度のものになると以下の点で弊害が生じてしまうでしょう。
- 最初から「実現可能性」を意識してしまい、いいアイデアも“ボツ”にしてしまいがち
- 他の要素と組み合わせれば活きるアイデアを単体で切り捨ててしまう可能性がある
- 同じようなアイデアに固執して堂々巡りになり、そこから抜け出せなくなる
対処法は、アイデアを出すステップとアイデアをまとめるステップを分けることになります。
- アイデアを出す→自分一人又は複数でアイデアを多く出す
- アイデアをまとめる→実現可能性を考慮しながら、組み込む要素・捨てる要素を検討する
アイデア発想ツールの使い方に注意する
世の中には多くのアイデア発想ツールが存在します。
その中には、アイデア出しに特化したものも多いため、使い方に注意する必要があります。
すなわち、上記のアイデアを出すステップとアイデアをまとめるステップの混同は、ツールの利用にも関わってくるのです。
自分でどこまでアイデアをまとめるべきか把握する
アイデアをまとめることについては、自分でどこまでやるべきか把握しておく必要があります。
すなわち、会社においてのアイデア発想において途中会議を挟む場合など、「自分でやること」「上司・同僚を巻き込んでやること」を混同すると、以下のようなことが起こり得るのです。
- 自分でやる必要のないことまで首を突っ込んでしまう
- 自分でやる必要があることを失念してしまう
アイデアをまとめる方法
実際のシーンにおいて、アイデアをまとめることにはどのような作業が含まれているか見ていきます。
個人的にアイデアを出すシーンと会社組織では異なることが多いため、ご自身の置かれた状況に応じて組み合わせてください。
出したアイデアを取捨選択する
アイデア出しの際に出てきた内容には、使えるものと使えないものが混在しています。
これを取捨選択することで、ある程度アイデア実現のための下地ができあがるでしょう。
選択したアイデアを組み合わせる
アイデアの取捨選択が終わった後は、アイデアを組み合わせることで実現化までのプロセスを一層進めることができます。
他にも、「単体で成り立つアイデア」「少しひねりを加えることで輝くアイデア」等もあり得ます。
アイデアを具体化するためのプランを立てる
アイデアの組み合わせまで完了し、ある程度カタチが見えてくれば、いよいよ実現のためのステップに移ります。
置かれた環境に応じて、「日程・時間に関する計画」「関係者へのプレゼンテーション」「協力者へのアプローチ」など、多くのことを検討する段階となります。
プレゼン対象別アイデアをまとめるための要素
企画の仕事をするような場合、アイデアをまとめるプロセスの中にはプレゼンテーション(プレゼン)が含まれます。
必ずしも「良いアイデアだから採用される」とは限らず、「プレゼンの良し悪しによって結果が変わる」ことも大いにあり得るわけです。
ですから、アイデアが正当に評価されるように作戦を練る必要があります。
興味を持たせるキャッチコピー
どんなにいいアイデアであっても、それを一言で表現しないと正当な評価を得られないことがあります。
相手に興味を持たせるキャッチコピーを作ることで、最初の関門を突破することができるでしょう。
魅力的なライティング・スピーチ
相手に興味を持ってもらえた後は、文章やスピーチによってアイデアがいかに魅力的かを伝える段階になります。
視覚に訴える図解・表
場合によっては、図解や表によって魅力を伝えることが役立つシーンもあります。
特に以下のような内容である場合、より理解しやすいことが多くなります。
- 難易度の高い説明をする
- 比較対象と比べた優位性を説明する
アイデアをまとめることの意味と注意点・まとめ
アイデアをまとめることについて、その意味と注意点を紹介してきました。
ポイント振り返り
●アイデアをまとめるために必要なこと・注意点
アイデアをまとめるためには以下のようなことに注意してください。
- アイデアを出すステップとまとめるステップを分ける
- アイデア発想ツールの使い方に注意する
- 自分でどこまでアイデアをまとめるべきか把握する
●アイデアをまとめる方法
アイデアを出すステップが終わった後は、アイデアをまとめるステップに入ります。
いわば量から質に考え方を変える段階です。
そのために、以下のような方法で進めてみてください。
- 出したアイデアを取捨選択する
- 選択したアイデアを組み合わせる
- アイデアを具体化するためのプランを立てる
●プレゼン対象別アイデアをまとめるための要素
自分のためにアイデアを使うのではなくプレゼン対象者がいる場合、以下の要素を考慮して興味を持ってもらわなければいけません。
- 興味を持たせるキャッチコピー
- 魅力的なライティング・スピーチ
- 視覚に訴える図解・表
